サプリメントは体に良い成分を集めたものというふうに考えがちですが、本来の意味は「補(おぎな)うもの」という意味です
日常の食生活で不足しがちな成分を補うために服用するということです
もし理想的な食生活を送っているならば、サプリメントは不必要ということになります
飲み合わせによる副作用
不必要だけならば良いのですが、たくさんのサプリメントを飲んでいる場合過剰摂取になる場合もあります
また、「薬」は栄養を補うものではなく、特定の効能を期待できるものだけに、飲み合わせにも注意を払わなければいけません
何か「薬」を服用している場合、医者からもらった薬ならば、今飲んでいるサプリメントに問題がないか聞いておくべきです
また、市販の薬ならば、説明書に同時に摂るべきでない薬や食品が記載していないか確かめるべきでしょう
働きを阻害する飲み合わせ
亜鉛は吸収率が低いミネラルなので、飲み合わせによっては吸収されず、排出されてしまうことが考えられます
亜鉛の吸収を阻害する成分として以下のものがあげられます
抗生物質
抗生物質は細菌の感染症にかかった場合に処方される薬です
抗生物質は亜鉛の吸収を阻害するので、一緒に飲むことは避けましょう
ただ、抗生物質は病院でもらうことがほとんどでしょうから、受け取る際に自分の飲んでいる薬やサプリメントは、一緒に飲んでも大丈夫か確認すれば良いでしょう。
鉄分
鉄分は亜鉛と同じミネラルの一種ですが、亜鉛の吸収を阻害する成分として知られています
マルチビタミンなどでは、鉄分が含まれることが少ないのは他のミネラルの吸収を阻害するからでしょう
吸収を高める食品
海外のサプリメントなどでは、吸収率を高めるために「キレート加工」をしてあるサプリメントなどもあります。
吸収率の低いミネラルをアミノ酸などで包み込み吸収しやすくするのが「キレート加工」です
これと同じような働きを期待できるのが、食品からクエン酸とビタミンCを摂取することです
クエン酸を多く含む食品として考えられるのは、レモンやオレンジなどの果物や梅干しなどの酸っぱい食品です
亜鉛のサプリメントを効率よく吸収させるためには、デザートのあとに飲むのが効果的です