物忘れの予防に効果的な運動や食べ物

年を取ると物忘れがはげしくなって、認知症の前兆ではないかと心配になります

年齢による物忘れは、正常な脳の老化でも起こるので、ある程度は受け入れるしかありません

物忘れを予防するためには次のような方法があります

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物忘れを予防するためにできること

1.適度な運動をする

アメリカの研究によれば運動によって、BDNF(脳由来神経栄養因子)と呼ばれる物質が作られ、脳の中のニューロンや血管が形成されます
また、運動によってアルツハイマー病の原因物質(アミロイドβ)の蓄積が抑えられるという研究結果のあります
適度な運動として、毎日20~30分の散歩がよいでしょう

国立長寿医療研究センターでは、認知症予防のための運動(コグニサイズ)を考案しています。
コグニサイズの方法は無料でPDFがダウンロードできます

コグニサイズPDFはこちら

2.バランスのよい食事

物忘れを防ぐのによいと言われる食べ物にサバやイワシなどの青魚が挙げられます
これは、青魚に含まれるDHAやEPAといった脂肪の成分が現代人に不足しているからです
あくまで、バランスが重要で脳に良いからと青魚ばかり食べていれば、逆に摂取過剰となります
和食は元来食事のバランスに優れていると言われます
ごはんを主食に、みそ汁と煮物、野菜のおひたし、漬物、焼き魚といったメニューです
ただ、塩分の摂りすぎは注意したいところです

最近アルツハイマー病を改善するのに効果があると注目されているのが、ココナッツオイルです
ココナッツオイルの中鎖脂肪酸がケトン体という物質となり、これがアルツハイマー病の進行を防いだというのです

3.十分な睡眠をとる

記憶が定着するためには、睡眠が重要な役割を果たしていることが知られています
十分な睡眠がとれないと、記憶を司る海馬の働きが弱くなり、記憶の定着が悪くなります
物忘れの原因として、ストレスが挙げられますが、ストレスでなかなか眠ることができないといったことが考えられるかもしれません

4.適度な脳の刺激

アルツハイマー病になりやすい環境として、一人ぐらしというのが考えられます
人と会話するというのは、脳の健康のためには欠かせないことです

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まとめ

正常な範囲の物忘れは病気ではありません
しかし、アルツハイマー病に代表される認知症は病気ですから、食事や運動では防ぎようがありません
正常な物忘れならば、何かを忘れたという自覚がありますが、病気の場合はその自覚がなくなるのです
また、今まで柔和だった人が怒りっぽくなったり、性格の変化が伴うそうです
最近は「物忘れ外来」など、認知症の診断を行ってくれる病院も増えているので、もし心配な方は一度受信されることをおすすめします

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