アレルギーは体に侵入した異物に対する反応で、人によって反応する物質が変わるので、アレルギー検査などを行わなければ自分が何に対するアレルギーを持っているかわかりません
花粉にたいするアレルギーならば、花粉症を引き起こし、食物に対するアレルギーならば、かゆみ、嘔吐、喘息などの症状がみられます
食品の中で特に気を付けるべきは、平成27年度の4月から施行された食品表示法で定められた27品目です
食品表示法
2015年4月1日に、それまでの食品衛生法などをまとめる形で、食品の表示に関する食品表示法が施行されました
この法律のポイントは大きく2つあります
1.加工食品の栄養成分表示が義務化される
栄養成分は次の5つです
熱量
タンパク質
脂質
炭水化物
食塩相当量
この表示によって、バランスのとれた食生活に役立ちます
2.アレルギーの表記が個別表示になる
今までの表示では原材料として、マヨネーズと表示されていたものが、マヨネーズ(卵を含む)と表示されるようになります
この法律でアレルゲンとされる食品が27品目あります
この27品目は消費者庁が平成27年度に行った実態調査に基づいて定められたものです
表示義務7品目
このうち、特に発症数や重篤度から表示する義務がある7品目が次の品目です
卵
乳
小麦
落花生
えび
そば
かに
順番は、発症数の多い順番に並んでいます
何かを食べたときに、かゆみや嘔吐などの症状がでたときに、上の7品目を食べたかどうかチェックする必要があります
表示を奨励される20品目
表示を義務にするほどではないが、継続して発症例がある20品目
いくら
キウイフルーツ
くるみ
大豆
カシューナッツ
バナナ
やまいも
もも
りんご
さば
ごま
さけ
いか
鶏肉
ゼラチン
豚肉
オレンジ
牛肉
あわび
まつたけ
アレルギー検査などを行ってくれる病院が増えていますが、例えば血液検査ですぐに結果がわかるものではありません
自分が食べたものについての問診が行われるのが通例です
その時聞かれる可能性の高いのが上記の27品目です
表示義務のある7品目は、アレルギーに気を付けている方ならばご存じを方も多いでしょうが、表示を推奨されている20品目には、普通はアレルギーを引き起こすとは考えられない食品も含まれています
キウイフルーツやもも、りんごなどがアレルギーを起こすと考える方はそれほど多くはないでしょう
表示推奨なので、個別に表記されていない可能性もあるので、気を付けるべき食品として覚えておくと何かの役に立つかもしません