ランニングを始めるときに、まず最初に思いつくのはシューズでしょう
安いスニーカーなどでランニングを始めると走りにくい場合がありますし、場合によっては膝を痛めるかもしれません
シューズを揃えたあとに気になるのが、服装です
普通のTシャツにジャージでは、ちょっと恥ずかしいですし、機能的にもランニング用に開発されたウェアにはかないません
綿のTシャツは、汗でぬれて気持ちが悪かったり、寒くなったりします
そこで、まずランニングウェアに求められる機能を説明します
ランニング用の服装に求められる機能
吸水性
ランニングをしていると、普段では考えられないくらいに汗をかきます
その汗を吸ってくれる素材が使われていることが求められます
吸水性に優れている素材は綿です
タオルの生地に使われていることからも、綿の吸水性の高さがわかります
通気性
体温が上がった時に、重要になるのが通気性です
通気性が悪いと熱が一か所にこもって、暑さを感じます
また、汗の乾きも悪くなります
綿は通気性に優れています
ポリエステルは通気性が悪いとされていましたが、織り方や素材を改良することで、綿に迫る通気性を確保できるようになってきました
速乾性
吸った汗がいつまでも残っていると、気化熱によって体温がうばわれ、体が冷えてしまいます
また、水分が残っていると、肌と生地が付着して通気性も悪くなります
衣服に残った水分がなるべく速く乾く素材が求められます
綿は吸水性には優れていますが、速乾性ではポリエステルにかないません
ランニングウェアに使われているのは、吸水性と通気性の機能を持たせたポリエステルか、少し綿を混ぜたポリエステルが多いようです
UVカット機能
ランニングは屋外で行うものなので、紫外線を遮断するUVカット機能があったほうが良いでしょう
ポリエステルならば、90%以上の紫外線をカットするので、特別な加工は必要ありません
防臭機能
最近のランニングウェアは防臭・抗菌機能が付加されている素材を使っている場合が多くなっています
ボトムスの選び方
ボトムスの形状は次のようなものがあります
・パンツタイプ
・タイツタイプ
・スカートタイプ
パンツタイプはカジュアルで着やすく、通気性も良くなります
動きやすさも申し分ありません
また、シルエットを隠せるので一目を気にせず着用できるのも良い点です
タイツタイプは付加がかかりやすい膝の関節などを固定して、負荷を減らします
テーピングと同じような役割をはたします
スカートタイプはファッション的な意味が大きいですが、おしゃれでかわいいランニングウェアならば、トレーニングも楽しくなるかもしれません