週刊誌でトクホの認定のあり方に対する問題提起の記事が掲載されました
週刊文春の2017年3月30日号に掲載された記事です
しかし、ここで問題になっているのは、難消化性デキストリンの効果の一部分であり
効果が全くないということではないようです
難消化性デキストリンとは
難消化性デキストリンはトウモロコシなどから抽出される、水溶性食物繊維です
デキストリンとは、デンプンの一種で、難消化性のデンプン
つまり、「消化しにくいデンプン」のことです
アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)で、1日の摂取量の上限を定める必要がないほど安全であるとされています
過去の実験では、1日3回毎食前に10gを16週にわたって摂り続けても、まったく異常は出なかったという報告があります
難消化性デキストリンの効果
難消化性デキストリンの効果には次のようなものがあります
・糖の吸収をおだやかにする
・中性脂肪の吸収を抑える
・内臓脂肪の減少
・腸内環境を整える
・ミネラルの吸収を促進する
このうち、週刊誌で問題にされているのは、「内臓脂肪の減少」の部分です
実験の対象人数が少なすぎるということ、統計的に実証されたとは言い難いというのです
「糖の吸収をおだやかにする」という部分は問題になっていません
難消化性デキストリンは通販などで、簡単に手にはいります
楽天で調べてみると、難消化性デキストリン単体での販売もされています
【注目商品】難消化性デキストリン(水溶性食物繊維)400g(微顆粒品ダイエットファイバー)【送料無料】
400gで864円でした
毎食前に10g摂っても安全という研究結果もあるので、毎食小さじ1杯(約5g)くらいは全く大丈夫でしょう
最近発売されたトクホコーラには470mlのペットボトルに5gとなっています
毎食トクホのコーラを飲んだら結構な出費になりますから、その代わりに小さじ1杯の粉末を何かに混ぜれば、同じ効果が期待できるはずです
実際にこの粉末を使ってみたという記事があります→こちらhttp://rbs.ta36.com/?p=22615
すぐには体重の変化は見られなかったけれども、長期的に見れば体重は減少しているようです
また、「お腹がすきにくくなる」とか、「食後に眠くならない」といった効果もあるようです
おすすめの使い方は、炊飯器に入れて、お米と一緒に炊いてしまう食べ方です
味もほとんど変わらないようです
ご飯1杯に5gと考えれば1合あたり大匙1杯くらい混ぜれば良いでしょう
まとめ
週刊誌の1つの記事の評判を聞いて、効果がすべて無しと結論付けてしまうのは、ちょっと早いと思えます
記事中でも、食後の血糖値の上昇を抑える効果は認めています
「難消化性デキストリン=魔法のやせぐすり」と考えることへの警鐘と受け取りましょう
実際、効果が実感できるまでは数か月かかるようです