スーパー大麦はダイエットに効果があるということで、話題になっています
テレビで、帝人の「スーパー大麦グラノーラ」という製品を朝50g食べるだけで、
2週間後には2~4キロ体重が減ったという内容の番組があり、帝人の製品はすぐに完売してしまいました
このスーパー大麦はオーストラリアで開発された「バーリーマックス」という大麦で、この大麦を使った製品が日清からも発売されています
大麦を加工した製品にもち麦があり、こちらも食物繊維が豊富で、ダイエットに効果があるとされています
この2つはどこが違うのか比べてみましょう
原材料がや製法が全然違う
話題になっている帝人の「スーパー大麦グラノーラ」を調べてみました
スーパー大麦(バーリーマックス)はオーストラリア連邦科学産業研究機構が開発した品種で、
一般の大麦の2倍の食物繊維を含んでいるのです
しかし、これは「スーパー大麦グラノーラ」の原材料の一部に過ぎません
原材料には、他に黒糖蜜、ドライフルーツ、米油、着色料、香料、保存料(メタ銃亜硫酸ナトリウム)、漂白剤(亜硫酸ナトリウム)が含まれています
食物繊維は1食40g中12g以上含んでいます
帝人 スーパー大麦 グラノーラの詳細はこちら
日清の「スーパー大麦 グラノーラ」も調べてみました
1食(50g)中に4gのスーパー大麦を配合しています
原材料には、砂糖、小麦粉、大麦、乾燥果実、ココナッツ、きな粉、酸化防止剤、乳化剤、酸味料が含まれています
食物繊維は1食(50g)中6.8gです
日清の「スーパー大麦 グラノーラ」の詳細はこちら
日本人の感覚としては、砂糖や保存料などは使って欲しくないところです
グラノーラという食べ物を作るときに必要な材料なのかもしれません
もち麦の成分
もち麦も調べました
はくばく「もち麦ごはん」という製品です
原材料:大麦
1パック(50g)当たりの食物繊維は6.5gです
はくばく「もち麦ごはん」の詳細はこちら
グラノーラのようにそのまま食べるものではなく、炊飯器で炊いてごはんとして食べるので、比較が難しいですが、ご飯1杯(150g)中2.3gの食物繊維を補えるとなっています
まとめ
食物繊維の量だけを比べれば、帝人の製品が群を抜いているように感じます
厚労省の策定した「日本人の食事摂取基準」(2015年版)によれば、1日の食物繊維の摂取量は24gが理想値となっています
現実的には、目標値として成人男性で20g、女性で17gほどです
しかし、気を付けなければいけないのは、この目標値は食物繊維のみの値だということです
帝人のグラノーラを100g食べれば、食物繊維は目標値に達しますが、他の栄養素とのバランスを考えなければなりません