カムカムは南米のアマゾンに自生している、さくらんぼに似た果樹です
現地では、肌荒れ防止や風邪予防に良いとしてジュースにして飲まれています
2004年あたりから日本に紹介され、2006年にはTVで紹介されたのをきっかけに各社から商品が発売されました
ただ、現地の供給体制が整っておらず、一時的なブームで終わってしまいました
カムカムが注目されたのは、ビタミンCの含有量が飛びぬけて多いことでした
また、ポリフェノールも多く含んでいます
カムカムの有効成分
果実100g当たりに含まれるビタミンCの含有量は
レモン 50mg
いちご 62mg
アセロラ 1700mg
カムカム 2994mg
となっています
(出典:地球洗い隊http://toreru.com/fs/araitai/c/camucamu)
ビタミンCはの効能は以下のようなものです
コラーゲンの合成に必要であり、抗酸化作用があります
しみの原因である黒色メラニンの合成を抑える働きがあります
カムカムのビタミンCの量はサプリメント並みです
サプリメントのビタミンCは人工的に合成されたもので、吸収率が天然素材のものよりも劣るとされています
またポリフェノールの含有量は
赤ワイン 200mg
ブルーベリー 250mg
アセロラ 300mg
カムカム 1400mg
(出典:地球洗い隊http://toreru.com/fs/araitai/c/camucamu)
ポリフェノールには多くの種類があり、お茶のカテキン、大豆のイソフラボン、などもポリフェノールの一種です
強い抗酸化作用があり、シミやしわを防ぎ、動脈硬化を防止するとされています
カムカムの味
味は柑橘類のような風味があり、酸味が強くレモンに近い味です
100%果汁が通販などで手に入りますが、そのままで飲むといったものではないようです
ドレッシングに混ぜるといった利用方法が考えられます
カムカムを原料にした飲料ははちみつなどで甘みを加えて飲みやすくしています
供給体制が課題
カムカムの入手方法は、現在のところ原産地ペルーからの輸入に頼っています
ペルー政府は生の果実や木、種子などの国外持ち出しを禁止しています
そのため、日本では加工品の形でしか手に入りません
現地では、栽培も始まっているようですが、まだ供給体制が整っているとは言えない状況です
加工品には、糖分などを加えているため注意が必要です