ヘンプシード（麻の実）は麻薬ではなくスーパーフードです

ヘンプシードは大麻の種子です
日本では、大麻というと麻薬の一種と認識されますが、種子には幻覚作用はありません

大麻の幻覚作用を引き起こす成分は花や葉に含まれるものですが、種や繊維には含まれません
日本では昔から麻を栽培しており、繊維を使って麻布などに利用してきました

また、七味唐辛子のなかにはヘンプシードが入っています
七味唐辛子は「赤唐辛子」「芥子の実」「陳皮（ちんぴ）」「胡麻」「山椒」「麻の実」「シソ」が原料です
調味料として、風味の良いものを集めた中に、昔から含まれていたということです

ヘンプシードの効能

ヘンプシードには次のような有効成分が含まれています

・食物繊維

・オメガ3脂肪酸

・必須アミノ酸

・ビタミンC・E

食物繊維は便秘解消に
ビタミンCはコラーゲン生成や疲労回復に
効果があります

特に注目されるのが、オメガ3脂肪酸の量です

動脈硬化や心臓病などの生活習慣病の予防のためには、脂肪の取り方に気を付ける必要があります
植物油などに多く含まれる不飽和脂肪酸はオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸に大別されますが、
その比率が１：４の場合に最も生活習慣病の発生が抑えられるという研究結果があります

現代の食生活ではオメガ6脂肪酸の割合が高すぎるのです
そこで、オメガ3脂肪酸を多く含む食品を取ればよいということになります

ヘンプシードは多くの食品の中でも最もオメガ3脂肪酸の比率が高いことが知られています

青魚に多く含まれるDHAやEPAもオメガ3脂肪酸の一種です

通販などで簡単に入手できます

輸入食品などを多く扱っている、カルディやコストコなどに置いていることが多いようです

食べ方としては、サラダにふりかけたり、スムージーに混ぜるといった食べ方をされているようです

また、ヘンプシードをしぼってヘンプオイルとして販売されています

オイルだけだと、食物繊維などはとれませんが、オメガ3脂肪酸を多く含んだオイルとして、ドレッシングなどに利用できます