どこの家庭でも置いてあるお酢
世界にはなんと4000種類以上の酢があり
バビロニアでは紀元前5000年ごろにお酢が作られたという記録が残っています
今回はこのお酢の効果と摂取する用法などを紹介したいともいます
穀物酢と果実酢
穀物酢は醸造酢のうち米、小麦、玄米、とうもろこしなどの穀物1~2種類以上を1000ml中に40g以上使っているお酢全般を「穀物酢」と呼びます。
米酢は米を原料とした醸造酢で、酷のある旨味に柔らかな香りが特徴の食酢で穀物酢の一つで、寿司や和食等に適しています。
米酢や米黒酢、大麦黒酢以外のお酢穀物酢は小麦,とうもろこし等の穀物を原料とした醸造酢で、すっきりした味が特徴で、煮物,中華,ドレッシング等に使います。
更に、安価に手に入れることが出来るためお掃除のために買われる人も多いそうです。
果実酢は果実の搾汁が、1000mlにつき300g以上のものを呼びます。
果実酢は原材料に穀物が使われていないためアミノ酸の含有量は少なくなっていますが、りんご酢にはカリウム、赤ぶどう酢にはポリフェノールなど、使われている果実によって健康に有効的と言われる栄養素を含んでいます。
更に果実がベースになっているため、お酢のなかでもクセがなく、ドレッシングなどの調味料だけに限らず、飲むお酢として摂取しやすいことも特徴的です。
お酢の効能
・食欲増進効果がある
お酢の主成分である酢酸には唾液や胃液の分泌が良くなり、消化酵素の働きを活性化させる効果があります。
消化酵素の働きが良くなると胃の働きも良くなるため、お酢は食欲増進させる効果があります。
そのため、夏バテの食欲低下などにも効果があるとされています。
・ダイエット効果が期待できる
お酢には脂肪の燃焼を促すアミノ酸が含まれており、腸内の善玉菌を増やして働きを活性化させる作用や内臓脂肪の減少を促進する作用もあるため、ダイエットや便秘にも効果があります。
・疲労回復効果
お酢には、疲労回復をサポートする効果もあります。
お酢に含まれる酢酸は体内に入るとクエン酸に変換され、疲労の原因となる乳酸を分解する働きがあります。
更に、クエン酸には、血行促進や疲労の原因になる乳酸を抑制する効果も期待できます。
・減塩とカルシウムの吸収をサポート
お酢には塩味が程よく合い、塩分を控えても味を損なわないので減塩料理に役立ちます。
また、お酢には日本人に不足しがちな栄養素であるカルシウムの吸収をサポートする働きもあります。吸収率の悪いカルシウムも、お酢を一緒に摂ることで効率良く摂取することができます。
摂取する方法
料理に使う
お酢の主成分である「酢酸(さくさん)」は熱に強いため、加熱により酢酸が壊れてしまうことはないそうです。
ただ、水などの蒸発とともに少し蒸発してしまします。
ですが、しっかりと成分を取ることができるため、料理にも使用することができます。
更に酢には肉を柔らかくしたり、魚の臭みを取る効果があり酢の成分を取ることができますので両方の効果が得られて一石二鳥になります。
飲む
飲みやすいお酢として代表的なものは、黒酢や果実酢になります。
穀物酢や米酢などツンとした香りや酸味の強いタイプは飲むのは大変だと不向きだと言えます。
飲むときは一日酢だけの量で30mlです。これ以上の量を飲むと酢の刺激が強すぎて胃が荒れる原因になります。
飲み方(飲みやすい工夫)
・黒酢
黒酢は10mlに対して水100ml以上で割り飲むのをお勧めします。
食前ではなく、食後や食べ物と一緒に採る方が効果が良いみたいです。
関連リンク
黒酢の記事はこちら
・りんご酢やぶどう酢などの果実酢
りんご酢などの果実酢は、その果実酢の原材料の飲み物で割って飲むのがおすすめです。
こちらも食前ではなく、食後や食べ物と一緒に採る方が効果が良いみたいです。
・工夫
どちらの酢も牛乳やヨーグルトを言った乳製品にはちみつなどを溶かして飲むのもおすすめです。
こちらですと、小さな子供でも飲む事ができます。
他には炭酸水(80ml)に生姜(小さじ4/1)、はちみつ(お好み)、果実酢(10ml)を混ぜたものもおすすめです。
まとめ
酢にはいろいろな成分があり体に良いですが、摂取する量を間違えてしまうと逆に体に悪影響を出してしまいます。
なので、一日の摂取量(酢だけの量で30ml)を守り健康な生活にしましょう。