アントシアニンと聞くと目にいい栄養素と考える人が多いと思います。
が、アントシアニンの効果は目だけじゃないということは知っていますでしょうか?
アントシアニンはポリフェノールの一種であるため抗酸化作用も持っています。
今回はこの「アントシアニン」について紹介したいと思います。
それではどうぞ
目以外にも効果があるアントシアニンその他の効果
アントシアニンとは
ポリフェノールの中でも、きれいな青紫色をした野菜や果物に含まれる色素がアントシアニンになります。
アントシアニンの色素は豊富で赤や紫など幅広い色調をもちます。
アントシアニンの種類は豊富で、現在見つかっている物だけで500種類以上にもなります。
アントシアニンの効果
抗酸化作用
アントシアニンもポリフェノールですので抗酸化作用を持っています。
紫外線・ストレス・疲労などによって体内に発生する活性酸素は、人間の身体を老化させる原因。
老眼・白内障・緑内障などの目のトラブルも、この活性酸素が影響していると言われているのです。
アントシアニンはこのような効果を抑制する作用があり目のトラブルを予防することができます。
目の健康に関する効果
アントシアニンの効果でもっともよく知られているのは目についての効果だと思います。
私たちの目は、ロドプシンは目の網膜に存在する紫色の色素が光の情報を受けとめ・信号化して脳に送ることにより、色などを認識します。ロドプシンは光の刺激を受けるたびに分解され、再合成されて元に戻のをくりかえりているわけですが、目を酷使し続けるとその再合成が間に合わなくなります。
そうすると、目の疲れ・かすみ・痛みなどが起こるようになります。
この時にアントシアニンを取っていると、ロドプシンの再合成を促進し、眼精疲労や視力を回復する効果があるとされており、白内障に対してもラットの実験などで効果が実証されています。
効果としても即効性があると言われていますが、効果が切れるのも早く継続して摂取することが大切です。
内臓脂肪抑制
アントシアニンには内臓脂肪の蓄積を抑制する効果がラットの実験によって効果があることがわかりました。
その結果から、アントシアニンにはメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防効果をはじめ、血圧の上昇の抑制や動脈硬化の抑制といった効果が期待されています。
ガンに対する作用
細胞実験および動物実験において、アントシアニンは、様々なガンの増殖・成長および転移を抑制すると報告されており、また動物実験ではガンの発生を予防することが証明されています。
ビルベリー
ポリフェノールを多く含むブルーベリーの種類の小粒の物になります。
ビルベリーエキスに含まれる成分が、アルツハイマー病の予防や記憶力の低下を改善するという可能性が学術的に認められたことで、「ビルベリー」に関する今後のさらなる成分研究が期待されています。
アントシアニンを多く含む食品
ブドウ
ブルーベリー
ビルベリー
カシス
黒豆
ナス
紫いも
紫キャベツ
紫たまねぎ
このような紫の野菜や果物の色素にアントシアニンは含まれています。