血糖値の上昇を抑え、腸内の調子を整えるアガベイイヌリン

アガベイヌリンはメキシコ原産のアガベから抽出されたイヌリンです。
アガベはサボテンに似た植物で、メキシコの砂漠で栽培されており、テキーラの原料として用いられています。

イヌリンは水溶性食物繊維で、キクイモ、ごぼう、玉ねぎ、ニラなどに含まれます。
人間の消化酵素では分解されず、血糖値の上昇を抑えます。

先にあげた食物のなかではキクイモのイヌリン含有率が一番高く10~12%含まれますが、アガベではその含有率が25~30%にも達します。

生成されたアガベイヌリンは無味無臭です。

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難消化性デキストリンとの違い。

水溶性の難消化性食物繊維としては、デキストリンが広く知られていますが、その違いはどこにあるのでしょうか。

食物繊維の働きとして、腸内でゲル状になり糖分の吸収をおさえるのは、両者共通です。

難消化性デキストリンはデンプンから取り出された食物繊維であるため、イヌリンよりも水に溶けにくい性質を持っています。

また、イヌリンは腸内でオリゴ糖に変わり、腸内細菌の栄養になります。

腸内の細菌のかたまりを腸内フローラといいますが、オリゴ糖は善玉菌の栄養となり腸内環境を整える働きがあります。

日本国内では栽培されていないので、難消化性デキストリンよりは少し値段が高くなります。

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上の製品では、500gで1,180円です。

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イヌリンの副作用

①過剰摂取により、おなかがゆるくなることがあります。

この点は難消化性デキストリンも同様です。

②腸内細菌が活発に活動することによって、おならが出やすくなります。

これは、腸内細菌が働いた証拠ですから、音やにおいは我慢しましょう。

③イヌリンはまれにアレルギーを起こすことがあります。

重篤な症状を起こす場合も報告されており、もしイヌリンを摂取した後に気分が悪くなった場合は、すぐに摂取をやめ医者に相談すべきです。

難消化性デキストリンでアレルギー症状を起こした例は報告されていません。
安全性が高いということから、多くのトクホ製品で難消化性デキストリンが採用されています。

まとめ

アガベイヌリンは、腸内環境を整える効果を併せ持っているので、ダイエット効果としては難消化性デキストリンよりも高くなります。
また、水に溶けやすいので難消化性デキストリンよりも使いやすいという特徴もあります。

ただ、アレルギーには十分注意する必要があります。

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