トランス脂肪酸の摂りすぎは心臓病のリスクを高めますが、平均的な日本人ならば大丈夫です

トランス脂肪酸640

アメリカの米食品医薬品局(FDA)が2018年6月までにトランス脂肪酸を食品添加物から全廃するというニュースが流れました

アメリカ人はトランス脂肪酸を摂り過ぎている人が多く、そのことがアメリカでの死因の第1位である心臓病のリスクを高めているとの判断がありました

しかし、アメリカが規制しているのはトランス脂肪酸そのものではありません
トランス脂肪酸は肉や乳製品にも含まれています
これは規制の対象ではありません
アメリカが規制したのは植物油に水素を添加して作る「部分水素添加油脂」です
「部分水素添加油脂」にトランス脂肪酸が多く含まれているので、これを規制してトランス脂肪酸の摂取量を減らそうというのがFDAの発表の主旨です

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日本人のトランス脂肪酸の摂取量はアメリカ人よりもはるかに少量です

2003年のアメリカ人の「部分水素添加油脂」から摂取するトランス脂肪酸の量は4.6g/日でした
全てのトランス脂肪酸の量は5.8g
エネルギー摂取量の2.6%でした

WHOはトランス脂肪酸のエネルギー摂取量を1%以下にすべきとしているので、アメリカ人はトランス脂肪酸を減らす必要があったのです

日本人のトランス脂肪酸の摂取量は2012年の統計で0.12%でした
トランス脂肪酸の摂取量が多い上位5%の人で0.43%です

つまり、日本人100人からトランス脂肪酸をたくさん摂っている人を選んで計算してもWHOの勧告の範囲内に収まっているのです

日本人にとって問題になるのは飽和脂肪酸の摂りすぎです
トランス脂肪酸を減らそうとして原料を代えたマーガリンの飽和脂肪酸の割合はかえって増加の傾向があります

飽和脂肪酸は肉類の脂肪やバターなどの乳製品に多く含まれています

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まとめ

アメリカの発表で日本のマスコミが踊らされるのは良くある話ですが、それに便乗してあおるような記事がたくさん出てくるのがネットの世界です

そのような記事に振り回されずに全体を見渡す余裕を見識を持ちたいものです

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