草むしりをして雑草だと思いそのまま捨てていた野草には、実は食べられるものがたくさんあります。そして、それらの草にはもしかしたらあなたの体質改善に繋がるものがあるかもしれません。
ただし、山菜の過剰摂取は普通の野菜の過剰摂取より注意が必要なので、食べ過ぎないようにしましょう。
庭に生息する草花の中でも、食べられるものについてご紹介します。
食べられる野草一覧
アザミ
収穫時期 | 4月 |
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栄養素・効用 | シマリンが含まれている。シマリンとは医薬品として承認している国もある成分。肝臓を守り活性化させる効果が期待できる。 |
調理方法 | あく抜きをして、天ぷらや和え物に。野菜炒めにも使える。葉も茎も根も食べることができる。 |
オオバコ
収穫時期 | 1~7月 |
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効用 | 利尿効果と炎症、咳や痰を抑える効果がある。 |
調理方法 | あく抜きは3分程度塩ゆでする。和え物やおひたし、炒め物に。 |
カタバミ
収穫時期 | 4月~10月 |
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栄養素・効用 | ビタミンCが豊富、消炎、解毒、下痢止めの効果があるとされている。 |
調理方法 | サラダにも天ぷらにもおひたしにもなる。形がかわいいので飾りとして浮きにしたりちらし寿司に飾ったりするのもおすすめ。 |
カラスノエンドウ
収穫時期 | 3月 |
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栄養素・効用 | ビタミンB1、アイピン、クエルシトリンが含まれており、精神の安定やお通じの改善に効果が期待できる。 |
調理方法 | 筋を取って和え物や炒め物に。天ぷらにするときは筋が残っていても気にならない。 |
ゲンノショウコ
収穫時期 | 3~4月 |
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栄養素・効用 | タンニン、フラボノイドが含まれている。下痢止め、お通じの改善効果が期待できる。 |
調理方法 | あく抜きをして調理する。もしくは干してお茶にする。 |
注意点 | 有毒植物に似ている。 |
スベリヒユ
収穫時期 | 7~9月 |
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栄養素・効用 | ビタミンA、ビタミンCが含まれている。利尿作用や消炎作用がある。 |
調理方法 | 普通の野菜同様に調理できる。 |
タンポポ
収穫時期 | 3~5月 |
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栄養素・効用 | ビタミンA、カルシウム、鉄分などが含まれており、含有量も多い。 |
調理方法 | あく抜きをして、天ぷら、和え物、炒め物に。乾燥させてお茶にしても良い。苦みが強いのであく抜きは塩ゆでの後数時間水につけると良い。 |
ツクシ
収穫時期 | 3~4月 |
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栄養素 | ビタミンA、ビタミンE |
調理方法 | 頭と袴を取り除いた茎の部分を、灰汁を取って調理する。頭の部分は若いものなら食べられる。卵とじや和え物にする。 |
ツユクサ
収穫時期 | 9~3月 |
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効用 | 解熱・解毒作用、下痢止め効果が期待できる。 |
調理方法 | あく抜きをし、炒め物にする。 |
ドクダミ
収穫時期 | 6~7月 |
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効用 | お通じの改善。 |
調理方法 | 十分にあく抜きをして水にさらし、和え物にする。 |
ナズナ
収穫時期 | 12月~4月 |
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栄養素 | ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンK、鉄分 |
調理方法 | あく抜きをして、おひたしに。天ぷらにも良い。 |
注意点 | アセチルコリンが含まれており血圧を下げる効果がある。 |
ハコベ
収穫時期 | 1~2月 |
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栄養素 | カルシウム、鉄分 |
調理方法 | おひたしや和え物に。 |
ハルジオン
収穫時期 | 3~7月 |
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効用 | 糖尿病予防・むくみ改善 |
調理方法 | あく抜きをして、天ぷらにする。 |
注意点 | よく似たヒメジオンは、茎の中に白いものが入っているがハルジオンには空洞がある。 |
ミツバ
収穫時期 | 4~5月 |
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栄養素 | カリウム、ビタミンA |
調理方法 | 卵料理やみそ汁に合う。 |
ユキノシタ
収穫時期 | 1年中 |
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効用 | 消炎作用、美白効果 |
調理方法 | あく抜きをする。水気をふき取って衣をつけ、揚げ物にする。 |
ヨモギ
収穫時期 | 4~8月 |
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栄養素・効用 | クロロフィル、ビタミンAが含まれており、貧血を予防しコレステロールの上昇を防ぐ。 |
調理方法 | あく抜きをする。ペースト状にしてお餅やスープに入れたり、天ぷらや和え物にしたりする。 |
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まとめ
普段見かける草も、調理することを考えて見直すと新たな発見があるのではないでしょうか。いろいろな料理に活用してみたいですね。
肝機能が低下した方や服用中のお薬によってはあまり食べない方が良いものもありますので、お年寄りや持病のある方はお医者様に相談して食べるようにしましょう。