「朝ごはんを食べないと代謝が下がって太りやすくなる、朝ごはんを食べないと脳が活性化しないので午前中作業ができない、といったことが数年前から最近まで信じられてきました。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
朝ごはんと勉強の相関
朝ごはんを食べている学生の方が学力が高いというデータを元に、朝食を食べた方がいいとする論文が存在します。
しかしながら、それはあくまで、「朝ごはんを食べている学生の方が成績がいい」というデータを示しているだけで、「朝ごはんを食べているから頭が良くなる」といえるわけではありません。
どういうことかというと、「朝ごはんを食べる余裕があるような家庭環境の家の子ども方が、学業にも投資をしてもらえているだけ」ということや「朝ごはんを食べる余裕があるような規則正しい睡眠周期ができているから成績が良い」だけなのかもしれないのです。
そういう場合、無理に朝ごはんを食べるようにしたからといって成績は上がりません。
朝ごはんとダイエットの関係
ダイエットも勉強と同じで、「朝ごはんを食べるように規則正しい食生活を自己管理で実現できている人は痩せている」だけかもしれないのです。
また、実際に食事は単純に少なければ少ないほど痩せ、朝ごはんを食べていないからといって代謝が落ちることはないという研究結果も出ています。
お腹が空いたときにバランスよく食べる
朝ごはん神話に惑わされず、おなかが空いたときに、主食・肉類・野菜をバランスよく摂ることが大切です。
おなかが空いているときに食べ過ぎない・食事の時間だからと空腹でもないのに無理に食べないようにすることが大切です。