冬の日本の家庭の象徴ともいえるこたつ。一度こたつに入ったら出られないという某社のCMもとても有名ですね。あの魔力はどこから湧いているのか不思議でなりません。しかし、そんなこたつは実は健康に良いとは言いがたいものなのです。
清潔に保つのが難しい
こたつは温かいため、通常の寝具より細菌やダニが繁殖しやすい状態にあります。こまめにお洗濯し、布団を干す必要があるのです。また、皮膚を乾燥させる・熱で発汗するため、体から汚れがつきやすくもなります。こたつを清潔に保つのはこたつから出る以上の精神力が必要になるのです。
脱水症状
こたつの中はもちろん暖かいので、体の水分がどんどん失われていきます。しかし、上半身は出ているので、知らず知らずのうちに脱水症状に陥ることがあります。
座りっぱなしでいる上に脱水症状になると、血行も悪くなります。定期的に立ち上がる・こまめに水分をとるなど、自己管理をきちんとしてください。
やけど・肌荒れ
こたつに長時間入っていると、低温やけどや肌荒れの原因になります。肌が乾燥するとかゆみが出ますが、こたつの中では特に、肌が赤外線にさらされ続けるのでどんどん荒れていきます。肌の弱いお子さんや、肌荒れの気になってきた高齢の方はこたつに入るのはやめた方がいいです。
高齢者や子どもには危ない
立ち上がることにおっくうになっていたり、自分で健康管理ができなかったりする、高齢者の方や小さなお子様にはこたつは危険です。子どもに関してはこたつで寝ていて死亡に至るケースもあります。小さなお子様はこたつにもぐっていても気が付きにくいですから、さらに注意が必要です。