ビーツというスーパーフードを知っていますか?
2016年6月2日のめざましテレビでも紹介されていました。
ビーツは食べる輸血と言われるほどリン、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、カリウム、ビタミンA、ビタミンC、ナイアシン、ビオチン、食物繊維が豊富に含まれており、摂取することで免疫力の向上、整腸作用、便秘解消、貧血予防などの効果が期待できます。
ロシア料理のボルシチには欠かせない野菜ですが、もっと手軽に料理できるビーツ餃子とビーツガレットを紹介します。
※ガレット:フランスの郷土料理、お菓子の名称
ボルシチの朱色はビーツによるもの
アカザ科に属するビーツはカブや小さな大根みたいに見えますが、分類としてはホウレンソウが近いものです。
東欧や北アフリカなどでは盛んに栽培されており、江戸時代の初期には日本にも渡来したと推定されています。意外と昔からあるものなんですね。
その特徴的な赤紫色から日本では火焔菜とも呼ばれ、ニンジンやスイートコーン以上に糖分を含む独特の甘みで親しまれていたようです。
ビーツの調理方法・レシピ
ビーツは硬い野菜なので下ごしらえに少し手間がかかります。
方法その① 皮付きのまま塩と酢を加えたお湯で1 ~ 2時間茹でる。
方法その② 皮付きのまま塩を振ってアルミホイルで包み、120℃ ~ 140℃のオーブンで焼く。
皮付きのままで下ごしらえするというのがポイントですね。
ビーツ餃子
①の方法では時間がかかり、②の方法ではオーブンが必要なのでちょっと面倒臭いです。
めざましテレビでも紹介されたビーツ餃子はそういった手間もなかったのでお勧めです。
【材料】 (2人分)
ビーツ(1/3個)、水(35cc)、塩(少々)、小麦粉 中力粉(100g)、豚ひき肉(90g)、塩コショウ(少々)、しょうが(5g)、ネギ(5g)、キヌア(10g)、ビーツの茎(適宜)、お湯(120cc)
【レシピ】
- すりおろした生のビーツをキッチンペーパーで包み、絞って果肉と汁に分ける。
- 鍋にビーツの汁と水を加えて沸騰させる。
- ボウルに小麦粉、塩、熱したビーツの汁を入れてこねる。固まったら20分ほど放置する。
- 放置している間に豚ひき肉、塩コショウ、みじん切りにしたしょうが・ネギ・ビーツの茎、茹でたキヌア、ビーツの果肉を混ぜて餃子のタネを作ります。
- あとは3番で作った生地に包んで蒸し焼きにすれば、真っ赤なビーツ餃子の出来上がりです。
キヌアも一緒に入れているので美肌効果も高まりそうですね!
ビーツガレット
フランス北西部の郷土料理、ガレットをビーツで作ることもできます。
【ガレットの材料】 (2人分)
ビーツ(1個)、ビーツの茎(適宜)、じゃがいも(1個)、片栗粉(大さじ1)、塩(少々)、オリーブオイル(適宜)
【レシピ】
- ビーツは皮をむき生のまま千切りにする。
- 同じく千切りにしたじゃがいもビーツの茎をボウルに入れ、片栗粉、塩、オリーブオイルを加えて混ぜる。
- フライパンにオリーブオイルを敷き、中火で5分ほど焼く。
- 片面が焼けたら、お皿をかぶせてひっくり返し、もう片面を中火で5分ほど焼く。
【ソースの材料】
ビーツ(1/6個)、マヨネーズ(大さじ4)、ピクルス(15g)、塩コショウ(少々)
【ソースの作り方】
- 生のままみじん切りにしたビーツ、みじん切りにしたピクルス、マヨネーズ、塩コショウを混ぜるだけ。
みためはチヂミのようなビーツガレットが手軽にできました!
まとめ
ボルシチもそうですが、ビーツを使うと色んな料理が赤くなりますね。
食べる輸血と言われるだけはあります。
機会がなければなかなか新しい材料を使うことはないのではないでしょうか。
ぜひこの紹介を機会にビーツ料理を作ってみてはいかがでしょうか。