葉酸はビタミンB2の一種で、ほうれん草から発見されたため葉酸と呼ばれます
葉酸は細胞分裂の際に働くビタミンで、胎児の神経を作るときに特に必要な栄養素です
妊娠していなくても、男性でも必要です
通常の成人の必要量は240μg(マイクログラム)とされています
妊娠中の必要量は440μgとなります
つまり、通常よりも倍近い葉酸が必要です
いつから量を増やせばよいか迷いますが、次のように考えればよいでしょう
妊娠の計画をしてから妊娠発覚まで 440μg
妊娠発覚から妊娠3ヶ月まで 440μg
妊娠4ヶ月から出産まで 480μg
産後から離乳まで 440μg
ビタミンB類は体内に蓄積されません
つまり、必要量は妊娠期間中取り続けなければいけません
葉酸を多く含む食品
葉酸は緑黄色野菜やレバー、果物などに多く含まれます
名前が葉酸なので、緑の野菜に多く含まれているというイメージを持ちやすいですが、ビタミンBの一種なのでレバーや果物にも多く含まれます
葉酸が豊富な食品の例を挙げておきます
焼き海苔、納豆、レバー、枝豆、ほうれん草、ブロッコリー、いちご、みかん
ただし、葉酸は熱や光で分解されやすい物質です
なるべく、新鮮な食材を用い、火を通しすぎないように注意しましょう
更に食品から摂取する葉酸は50%ほどしか体内に吸収されません
妊娠中にあまり食欲がない場合は、サプリメントなどを併用しましょう
葉酸と共にとってはいけない食品
葉酸の吸収を妨げる食物として、お酒が挙げられます
大量の飲酒は避けましょう
葉酸の副作用
葉酸を摂りすぎた場合も、問題が起こります
摂りすぎの目安は1000μg以上を継続して摂った場合です
症状としては、紅斑や発熱、ジンマシン、呼吸障害などが見られます
もし、このような症状が出た場合はサプリメントの使用を中止して、医師に相談しましょう
まとめ
葉酸の一番確実な摂取方法はサプリメントです
しかし、摂りすぎても問題が起こるので、サプリメントの用量を守りましょう
葉酸を摂ることによって、子供の神経の発達を促し、ダウン症などの子供が生まれるのを防ぎます