ダイエットの方法として、最近話題になることの多い糖質制限
もともとは、血糖値の高い糖尿病患者のための食事法として研究されてきました
糖尿病には1型と2型があり、糖尿病患者の90%は2型の糖尿病です
2型の糖尿病は、主に生活習慣が原因で引き起こされます
血糖値を上げる原因になるのは、糖質の多い食事を摂ることです
だから、血糖値が上昇するのを防ぐためには、糖質の多い食材を減らせばよいのです
このための療法が糖質制限です
糖質制限はダイエットにも効果的
人が主に摂る三大栄養素は、「炭水化物」「たんぱく質」「脂肪」
このうち血糖値を上げるのは「炭水化物」です
炭水化物は糖質と食物繊維に分けられます
糖質は、体内でまず第一に消費されるエネルギー源です
もし、糖質が足りない場合は脂肪が消費されます
糖質が多すぎる場合はすい臓からインスリンが分泌され、中性脂肪として体内に蓄えられます
これが、肥満の原因です
もし、糖質を制限した食事を摂れば、脂肪がエネルギーとして消費され、中性脂肪も減るのです
つまり、痩せます
10年ほど前から、このことに注目され、ダイエット法として糖質制限が広まっていきました
炭水化物の多い食品
炭水化物、特に糖質の多い食品に次のようなものが挙げられます
1.ご飯
2.パン類
3.麺類
4.菓子類
5.いも
これらの食品を控える代わりにエネルギー源として良質の脂肪を摂らなければいけません
これまでのダイエットの延長として、脂肪の多い肉やチーズなども控えれば急激に痩せることは出来ますが、エネルギー不足に陥ります
消費する対象を糖質から、脂肪に変換させることが目的なので、今までよりも多く脂肪を摂らなければなりません
健康のためには、オメガ3脂肪酸を多く含む魚や、オリーブオイル、ココナッツオイル、えごま油などを摂るよにしましょう
また、炭水化物を減らすと食物繊維が不足するおそれがあります
低糖質で食物繊維の多い、野菜などを摂ることも忘れてはいけません
食物繊維は、糖質の吸収を穏やかにするので、食後の急激な血糖値の上昇を抑えてくれます
適度な運動も必要です
糖質も、脂質も不足すると、最後にはたんぱく質がエネルギー源として使われます
たんぱく質は筋肉を構成する物質なので、分解されると筋力が落ちてしまいます
それを防ぐためには、良質なたんぱく質を摂り、適度な運動をすることです